宮崎神社めぐり
MIYAZAKI SHRINE TOUR

高千穂神社

Takachiho Shrine

所在地: 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037

御祭神: 高千穂皇神、十社大明神

ご利益: 恋愛成就・縁結び、家内安全、厄除け

垂仁天皇の御代の創建と伝わる古社で、高千穂郷八十八社の総社として信仰を集めてきました。御祭神は高千穂皇神と十社大明神。本殿と所蔵の鉄造狛犬一対は国の重要文化財に指定されています。境内にそびえる「夫婦杉」は2本の幹が根元でつながっており、夫婦や恋人と手をつないで周囲を3回まわると、縁結び・夫婦円満・子孫繁栄の願いが叶うといわれています。また、毎晩20時からは境内の神楽殿で「高千穂神楽」が奉納され、国の重要無形民俗文化財に指定された高千穂の夜神楽の代表的な舞を、一年を通して鑑賞することができます。

神武さまの兄、ふるさと高千穂に帰り鬼八を討つ

神武さまものがたり 外伝

「母も叔母も、海の神なのに、なぜ波を、立てるのか」

神武さまには、三人の兄がいました。『日本書紀』は、東へ向かう船旅の途中で一行が激しい嵐に遭ったとき、兄の三毛入野命(みけいりののみこと)が「わたしの母も叔母も海の神なのに、なぜ波を立ててわたしたちを溺れさせるのか」と嘆き、波頭を踏んで常世の国へ去っていったと伝えます。

ところが高千穂には、三毛入野命がふるさとに帰ってきたという言い伝えがあります。そのころ、二上山の岩屋に住む鬼八(きはち)という荒ぶる神が、あららぎの里の人々を苦しめ、鵜目姫(うのめひめ)をさらって鬼ヶ岩屋に閉じ込めていました。五ヶ瀬川を渡るとき、池に映る姫の姿を見た三毛入野命は、四十四人の家来を集めて鬼八を退治します。ところが鬼八は埋めても埋めてもよみがえるため、首と胴と手足に切り分けて、別々の場所に埋めたといいます。救い出された鵜目姫は命の妃となり、八人の子に恵まれたと伝わります。

高千穂神社は、高千穂八十八社の総社で、およそ1900年の歴史を持つと伝わります。瓊瓊杵尊にはじまる三代の夫婦神とともに、三毛入野命をまつっています。1778年に再建された本殿は国の重要文化財で、その右側の壁には、三毛入野命が鬼八を退治する場面の彫刻がほどこされています。鬼八の祟りで早霜が降りるようになったため、いまも旧暦12月3日には、猪を供えて鬼八の霊を鎮める「猪掛祭(ししかけまつり)」が行われ、神職が「鬼八眠らせ唄」を歌い、神楽を奉納します。

『日本書紀』では常世の国へ去った兄が、高千穂ではふるさとを守る神となりました。弟の神武さまの旅は「神武さまものがたり」(皇子原神社から立磐神社まで)でたどることができます。

境内で出会える、物語の舞台

  • 本殿と鬼八退治の彫刻:1778年に再建された五間流造の本殿で、2004年に国の重要文化財に指定されました。右側の壁に、三毛入野命が鬼八を退治する場面の彫刻があります。
  • 鬼八塚:鬼八を三つに分けて埋めたと伝わる塚が町内に残ります。首塚はソレスト高千穂ホテルの近く、胴塚は旅館神仙の西50m、手足塚は高千穂高校の裏の淡路城跡にあります。
  • 鬼八の力石:鬼八が三毛入野命に投げつけたと伝わる、重さ200トンの岩です。
  • 猪掛祭:旧暦12月3日。猪を供えて鬼八の霊を鎮め、神職が「鬼八眠らせ唄」を歌い、神楽を奉納します。

天岩戸開きと天孫降臨(神話モデルコース)でめぐる

物語は『日本書紀』の伝承と、観光庁の多言語解説文(高千穂神社・本殿、高千穂町観光協会による「三毛入野命の帰還と鬼八伝説」)をもとに当アプリがまとめたものです。

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